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サプリメントとはどういうものでしょうか？
「Supplement」という英語には補充、補給という意味があります。サプリメントは食生活で不足しがちな栄養素を補うためのものであり、ビタミン、ミネラル、アミノ酸など特定の栄養素を成分とした栄養補助剤または栄養補助食品です。形状はタブレット、カプセル、顆粒、液体、ゼリー状とさまざまです。薬と大きく違う点は、薬はもともと体内に存在しない物質であり、生理学的にみると異物です。これに対し、サプリメントは本来からだの中に存在する物質なのです。そのために、副作用の心配も少ないと言われています。中年以降の肥満は生活習慣病へのリスクを高めてしまいますし、ウェイトコントロールをしている人には脂肪やカロリーが気になるところです。その点、サプリメントなら一部の油脂を含むものを除けば、肥満の心配なしに足りない栄養素を補給することができるのです。
サプリメントをどのように利用したらいいのでしょうか？
現代の生活は一昔前に比べ恐ろしいほど身体に負担をかける環境になっています。コンピューターや映像機器の普及にともなう目の疲れや肉体疲労。外食、インスタント食品の増加による野菜、果物、大豆類、魚介類の摂取不足と油脂、肉類、乳類等の摂取過多。現代の忙しい社会で毎日三度の食事を規則正しくとり、1日30品目の食品をバランスよくとることは不可能に近いと言われています。そこで、ふだんの食生活を健康作りの基本に据えながら、健康を維持するひとつの方法としてサプリメントがあげられています。サプリメントはスポーツにおいてもなくてはならない存在になっています。筋力アップ、速やかな疲労回復、スタミナ維持、故障の予防や回復などのためにサプリメントが服用されることが多くなっています。アメリカでは登山者を対象にしたサプリメントの臨床試験が進められているとのことです。基本的にバランスのよい食生活を送ることが最も重要であり、そのうえで不足しがちな栄養素を補給する意味でサプリメントを上手に摂取するとよいでしょう。
サプリメントの選び方と摂取方法は？
サプリメントはふだんの自分の生活において不足しがちなもの、またフィールドに出た時に必要とされるものに焦点をしぼり、摂取されたらよいとでしょう。アウトドアの専門家のアドバイスを受けることも有意義です。また、医師にかかっている人、妊娠の可能性のある人などは医師や薬剤師に相談した方がよいでしょう。サプリメントの選び方がわからない時は自分が求めていることや改善したい点を専門家に具体的に伝え、適切なアドバイスを受けることをお勧めします。アメリカでは医師がサプリメントを診療に使うケースもみられ、サプリメントが健康を守るのに最も効果的、安全でかつ安上がりな方法と考えているようです。とはいえ、疲労回復、健康増進のためにサプリメントばかりに頼るのは問題です。あくまで、バランスのとれた食事をすることを心がけ、足りない分をサプリメントで補うというのが自然です。サプリメントだけに頼っていることは、逆に不健康であり、不自然なことです。多くのサプリメントは食事の時といっしょにとると、吸収しやすいといわれています。また、同じ目的でつくられたサプリメントでも個々人への効きめに差があると言われています。一般的に1ヶ月〜2ヶ月続けて、効果があらわれないものは、自分に適していないと判断してよいのではないでしょうか。利用のしかた次第で大変大きな見方になってくれるサプリメントですが、いかに自分にあったものを見つけるかが大きなポイントになりそうです。自分の年齢、体調、生活習慣、めざすフィールドにふさわしいサプリメントを見つけ、健康で楽しいアウトドアライフを満喫して下さい。
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